でもその露骨さがオッフェンバックの本質では?
特に初期の1幕ものなど、直接的な風刺しかない。
べたべたな喜劇以外の何物でもない。
みんなそのパロディのぎりぎりな危うさが楽しくて
劇場に通ったのだから。
あの時代のパリのプチ・ブルジョアあるいは
生活に余裕のある上層の労働者たちは
(つまりブッフパリジャンに通ったお客たちは)
現代の日本では考えられないくらい政治・社会へのコミットメントがあった。
ただ、それが素晴らしいクオリティーを保っているのは、
ひとえに音楽の力ですね。

個人的にはオッフェンバックの音楽はモーツァルトに匹敵すると思ってる。