サントリーの2階席後方左寄りで聴きました。さすがに遠かった。
でもカウンターテナーの声がよく通って来たのが不思議。
「Erbarme dich, mein Gott」が私にとって当夜の白眉でした。
ガンバはソロCDも幾つか出てる、その筋では有名な人です。

しょうもないことを含めて一応レポしますと、
少年合唱を割愛(女声の一部に歌わせている)。
第1部で休憩にせず、Erbarme dich, mein Gottとその直後の
コラールで休憩。一瞬違和感(げっ!休憩ないの?と思った)けど、
ドラマの内容に照らし、個人的には納得。
前半の終わりにはすすり泣きしている人が何人かいた。
(あとで見たら、休憩の位置についての案内板が出てた)

テンポはやや速め程度だけど、一つの曲が終わるとすぐに次に入って
しまうことで、実際の速さ以上にせかせかした感じを受けた。
後半の2曲目では、オブリガートを弾くヴァイオリンが立ち上がって
位置につく前に振り始めてしまい、リセットする一幕も。
繰り返し歌われるコラール「血潮に満てる御頭」は、出てくる度に場面に
応じた表情とテンポが設定されていて、この辺は古楽器を使った演奏には
無い、ロマンティックで「古い」センスとは思うけれど、キリストの死の
直後のピアニッシモとスローテンポは喪失感を強調して共感できた。
席のせいかソリストは遠かったけれど(福音史家が・・・)、
合唱のサウンドは本当に個性的でした。
正直なところ、すごい演奏と言うよりは、
すごい作品の個性的な演奏を聴いた、という印象です。