梵鐘の響きと、欧州の教会の鐘の交響音との比較から、日本の単旋律音楽と
ハーモニーを旨とする欧州の交響楽の由来を述べた歴史学者の著作がありま
した。たしか『ハーメルンの笛吹き男』に関する論考で有名な学者です(
お名前は失念して思い出せない)。
たしかに由来が違うのだから、出てくる音楽は異なるかもしれないけれども、
共通するもの、普遍的なものがあるはず。
邦人の音楽家もそれを足場にして『西洋音楽』に取り組まれているのではな
いかと受け取っている。
もっとも最近は日本土着の音楽などよりも、小さな頃から西洋音楽の方が幅
を利かせている環境にあるので、西洋音楽は20世紀の邦人音楽家のように、
彼岸の音楽ではなく、此岸の音楽として聴いて育った方の方が多いのではな
いのかな。
カンタータやレクイエムなどの教会音楽、あるいはオペラ、オペレッタなど
の音楽劇を除けば、今更、異文化としての『西洋音楽』ではあるまいと思え
るが、いかが?