>>237-238
演奏史自体もそうなのかもしれない。
シューマンやシューベルトは、それこそアファナシエフからリヒテルまでを抱え込むように
演奏者の作家性を際立たせてくれる側面がある。
それが楽曲にふさわしいのかどうかで論争も起きる。

メンデルスゾーンの場合は、必要以上に熱い演奏を楽曲そのものが拒否してしまうところがあるのでは?
テンシュテットのイタリアとか、アルゲリッチ&クレーメル&オルフェウスのマイナー協奏曲集とか、
ぐいんぐいんドライヴされるだけで「メンデルスゾーンじゃなくね?」と妙に醒めてしまうところがある。
演奏者が神様的なものを脇に置いておこうとすると、作品の光が失われる仕掛けのようにも見える。

その点、有名なヴァイオリン協奏曲は俗っぽさで貫き通して一番人気があったりするのかも・・・。