フランソワの演奏でショパンの「革命」に親しんでいたおれにとって、
たまたまFMで耳にした「革命」の演奏は実に衝撃的だった。

フランソワの演奏は、なにやら不穏で緊張した空気をはらんでいて、
まさしく革命の名にふさわしい音楽なのだが、
そのFMの演奏は、そっけないくらいただの「練習曲」だったのだ。

解説者が「ただいまの演奏はウラディーミル・アシュケナージでした」と言った
その名前を深く記憶した。
演奏者により音楽はこうも違うものなのかと、初めて認識した瞬間だった。