>>19

ヤマカズさんのベートーベンチクルス、全部聞いた訳ではありませんし、もう10年以上も前になるのですが
いまだに、その指揮する姿・音楽ともに耳目に焼き付いています。

ご本人自ら最後のチクルスになると意識していたかどうかは何とも言えませんが
今から思えば、そう思わせずには居られない程、正に文字通り、最後の力を振り絞ったベートーベンでした。

昨年の尾高さん初のチクルスも、会場がキタラに変わり、札響の音も当時より洗練されていて、非常に素晴らしかったと思います。
全くタイプの違う両者のベートーベンで、どちらが好きとか、良いとか、そんな話で括れるものではありませんが、
ヤマカズさんのは、オケと一体になって、汗の飛び散るような、壮絶なものでしたね。
指揮台に手摺が付いていなかったら、何回転倒してもおかしくないほどの身振りでオケを引っ張り、オケもまた、
多少の粗さなど気にせず、全員一丸となって真剣に棒に食らい付いていた、そんな感じでした。

山田一雄、最後のベートーベンチクルス。
尾高忠明、最初のベートーベンチクルス。
共に、札幌で札響でそのひと時、その空間を共有できたことに感謝しています。

ところで、ヤマカズさんのCD、ほんとに再発してもらいたいですね。
確か、CD化されてるベートーベン交響曲全集としては、札響とのが唯一だったと思いますので、
ますます、その思いは強まります。