ヴェーベルンは一見標題性とは最も遠く思える作曲家だけど、
実はヴェーベルン自身「自分の作品で『死』が関係しないものなどない」と語っている。

その意味で「管弦楽のための6つの小品op.6」は明確なプログラムをもっているね。

第1曲 カタストロフの予感
第2曲 その成就
第3曲 微妙なコントラスト
第4曲 葬送行進曲
第5・6曲 エピローグ/追憶と諦念

もちろん標題を知らずに聴いても第4曲の印象は圧倒的だけど、
「母の死」にまつわるこの曲の「意味するところ」を知ると、
同じ曲が、またまったく違って聴こえ方をして面白い。