ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲
ムターの演奏で。
太い弦の朗々とした響きは、野
郎ヴァイオリニストとは思えない。
とくに、第1楽章のカデンツァ。
一本の弦だけをつかい、
諸種の響きを自在
にあやつる。
聞かせどころで、
きたいどおり
たいあたりする、
いろっぽさと、
クレイジーなまでに、ユラユ
ラと自分の体を揺すぶって
シッカリと音を鳴らす姿勢。映像で見ると
ツバを舞台にはいているのがよくわかるが、これはリラッ
クスするための演奏家の行為。あまり、よいことではないが、取り立てて騒ぐほどでもなかろう。