>>15
 ムラヴィンスキーとの演奏を、メロディアのLPで聴いてみました。

  このレコードも一般的な評価が高いと思いますが、自分としては
 完璧な演奏ではありませんでした。
  もちろんムラヴィンスキーの演奏は全く問題ないのですが、リヒテル
 が敢えて速く弾いているため、アンチェルの時のような自然な語りが
 欠けていると思います。
  緊迫感を誉めている文章もありますが、多分ムラヴィンスキーの凄さ
 に圧倒されたのかな?というのが正直な感想です。リヒテルは、盟友
 のために敢えてテンポを合わせているのだと思います。そのためアンチェル
 の時のような、曲を味わいつくすような感じが欠けたのではないか?と
 思い込んでしまいました。

  その点でいえば、アンチェルのほうがいいのかな?というより、リヒテル
 のソロの演奏に近い感覚で演奏している点がお奨めです(協奏曲という
 概念でいけばムラヴィンスキーの方がいいのかもしれませんが)。