バックハウスとケンプ
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0094名無しの笛の踊り
04/06/29 04:00ID:Tw5iS67Mチェルニーは「速いテンポでは空虚に響くことはないから」
手の小さい人はオクターヴを省いて(!)普通のスケールで弾いて良しとしている。
要は音の完全性よりも、テンポのほうが重視されている。
彼はベートーヴェンの前でop.53を演奏したことがあると語っているし、
あくまでも速いテンポの音階が想定されていたことは明白だ。
従って代替案としてゆっくりオクターヴを弾く(その場合のレガートの困難さは
いうまでもない)というのはとても理想的とは言いかねる。
20世紀初頭の巨匠達のころには、オクターブグリッサンドで弾くという発想は
なかったというが、ビューロー版にはグリッサンド(及びその代替案)
についての注釈があるし、決して一般に知られていなかったわけではない。
ゆっくりとオクターヴの連続で弾くという解決は、単に伝統の歪曲という事実
を示しているに過ぎない。
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