>>141
そうそう。少なくとも残っている録音は、全部真剣勝負。
セッションでも(「シェエラザード」や「新世界」「ベーコン」を
持ち出すまでもなく)、きちんと作り込んでたので、
昔から一部の筋には人気があったが、
ライヴが裏青や、N響ライヴ、アルトゥス、今回のNDRなどで
再発掘されてくると、「ライヴではさらに凄かった」のが理解さ
れて再評価につながった。

そもそも、日本人がコンドラシンを冷遇するようになったのは、
「ヴァン・クライバーンの伴奏指揮者」という肩書きでの西デビューに
原因がある。(東の演奏家が西に出るのに、伴奏、というのは評価されにくい)
モスクワ・フィルとの来日でも、「マラ9」や、「タコ8」なんかやっても、
当時は「なんだか知らない人が、変な曲を」くらいの評価しかえられなかった。
西に移住して、オランダを拠点としても、日本には実際の演奏が伝わらず、
スゴイらしい、と思われたときには死んでいた。
(挙句に、死後最初に国内盤で出たのが「アルゲリッチのチャイ・コン」で、
伴奏指揮者のレッテルを大きくしてしまった。)