>>174
それならガヴリーロフだな。
技巧は冴え渡り、アゴーギク・デュナーミクも巧く、
なによりムーティ率いるフィラ管の音が素晴らしい。
ossiaのカデンツァも十分にタメを作っていて非常に迫力がある。
第1楽章が18.37と少し遅目のテンポで、堂々と歌い上げてる。

ある程度聴き込んで行くと、その恣意的な演奏効果に飽きてくるのだが、
そしたら違う演奏を買って聴いてみるといい。
ピアコン2番・パガ狂などとカップリングされた2枚組で、EMIから輸入盤で
安く出るようになったから、非常にお買い得(2000円しなかったはず)。
塔とか犬とかで必ず手に入るのがいいしね。

ちなみに'76のメロディア盤旧録音LPは第1楽章が17.06で、標準的テンポ。
技巧は'86年盤ほど洗練されてないものの、当時21歳のガヴリーロフが
若さと緊張感に溢れた演奏をしている。
世評で名高い、若き日のモギレフスキー(これはCD化されたが、例によって廃盤)の
演奏よりも個人的には好き(音も良いし)。