スーパーヴィルトゥオーゾという世評にも関わらず、表現手法としては
酷く穏健というか、臆病なぐらいのアムランですが、
今回は「ヴィルトゥオーゾ・ピアニズムによってイベリアを演奏すると、
どうなるか?」という命題をかなり明確に設定して、その基本線を忠実に守りつつ
演奏している感じです。

ラローチャの演奏にそろそろ飽きてきた人のセカンド・チョイスとしては
丁度よろしいのでは。

個人的には、非常に技術面では充実しているものの、音楽性自体は
ラローチャのエピゴーネンに過ぎない岡田博美の演奏なんかよりは遙かにお薦めです。