1980年7月18日、ベーム&ウィーン響
(独唱ローレンガー、シュヴァルツ、ラウベンタール、ウィンベルガー)
ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付き」
ブレゲンツ、祝祭劇場。

80年のブレゲンツ音楽祭開幕コンサート。
ウィーン響はこの音楽祭のレジデンツ・オーケストラのようなもので、
期間中はオペラにコンサートに大活躍する。
ベームは逝去のほぼ一年前で、これは最晩年の第九になるわけだが、
73年VPOとのニコライ・コンサートでの凄絶な演奏とともに、十分記憶に残る
素晴らしい演奏である。全篇、カクシャクとしながらもほのかに熱さを帯びた
雰囲気があり、特に第三楽章以降は見事だ。
彼の第九は63年のDOB来日ライヴ(ポニーキャニオン)が入手難でもあり有名だが、
同年のバイロイトでの実況があり(ヴァーグナー自身、フルトヴェングラー、ベーム、
ティーレマンしか振っていない)、これこそ是非聴いてみたいものだ。