サイレンが鳴ってファフナーが暴れていることが知らされ、ワルキューレ
たちは現場にかけつける。ブリュンヒルデは父ヴォータンの剣ノートゥン
グでファフナーに立ち向かうが、剣は無ざんに折られる。そこへヴォータ
ンが現れ、ファフナーを追いはらった。しかし彼はまっぷたつに折れたノ
ートゥングを見て激怒し、ばつとしてブリュンヒルデを長い眠りにつかせる。
ノートゥングはおそれを知らない英雄が使って初めて発揮する、霊剣だっ
たのだ。
さすらいの旅をしているジークフリートは、森の小鳥から“眠れる少女”
の絵すがたを見せられ、たちまち恋におちる。彼は少女を目覚めさせよう
と決心した。そして、少女にささげるため、ラインの娘たちが持つという
不思議な指環を手に入れようと、小鳥と共にライン川に向かう。しかし
指環はファフナーに奪われていた。落たんするジークフリートの前に、
ヴォータンが現れる。ヴォータンは、娘に厳しすぎるばつを与えていた
ことを後悔していた。森の小鳥はふたりを引きあわせる。ヴォータンは
ジークフリートをひとめ見るなり、ただの若者ではないことを見ぬき、
剣の破片をわたして、ひそかにあることを期待する―。