>フーガの技法
まず曲自体が初心者には向かない。辻荘一氏が’50年代に記した
「この曲に感じられる美とは、草一本生えないヒマラヤの山頂にでも立った時に感じられる
ような種類のものである」という言葉が印象に残っている。

今まで聴いた範囲ではL.ロッグ(オルガン)が’69年にEMIに入れたものが最も良かった。
全体にヴァルヒャをやや薄味にしたような感じだが、(つまり非常に巧いということ)
「未完フーガ」の完結版はかなりの説得力があった。