>>435
グリシャ・アサガロフ(演出家):
まず、「カヴァレリア・ルスティカーナ」のサントゥッツァ、
歌はもちろん、芝居の面でも非常に重要な人物です。
今回は、歌を歌わないシーンでも登場させて演技してもらおうかと思っています。

そして、「道化師」ではカニオとトニオでしょう。シルヴィオも脇に回りがちですが
カニオやトニオとは違うタイプで面白いキャラクターですし、
ネッダも決して共感を持てる女性ではないですが、
現代的な振る舞いをするという意味では今の世の中にも通じるものがあります。
でもやはりカニオとトニオですね。
カニオが悲劇の主人公というのは誰が見ても明らかですが、
私に言わせれば、トニオも同じくらい悲劇的でドラマチックな役回りなのです。

作曲家は、このオペラの幕開けをトニオに任せています。
そして、最後の口上、「芝居はこれで終わりです」を誰が歌うか、というのは昔から議論の的でした。

今ではカニオが歌うことが多いようですが、楽譜上ではトニオ、と指定されています。

レオンカヴァッロの時代には、どちらが歌うのかは決まっていなかったと聞いたことがあります。
実際、今回の公演ではどちらに歌ってもらうのか、今の時点ではまだ決めておりません!