晩年のノーノは管楽器を多用した。通常、管楽器は呼吸音を抑圧することによって
音楽を奏でる。一方ノーノの場合、音楽に呼吸音が混ぜ込まれるのだ。一つ一つの
楽音の中にノイズ、というか自然が充填されていて、密やかなテロの機会を覗っている。