>>783
音楽を絵画に、絵画を詩歌に譬えるのは無駄なことじゃない。
芸術はジャンルを越えて、精神の境界を押し広げるという作業において
通じているのだから。
そして、こうした比較には自然に文学的比喩も含まれるので、
あまり真正面から突っかかるのも無粋だとは承知のうえで、ちょっと・・

ベト≒ゴッホについては、癇癪持ちっぽい気難しがりやという点で確かに
芸風に相似が見られるかもしれないね。
ぼくはドラクロワやクールベにより近い性質を感じるけれど、
それはひとまず措いておこう。

しかしながら、モツ≒モネはあまりに乱暴だ。
君がモーツァルトを見下しているのか、
常軌を越えてモネを過大視しているのか不明だが、
モネの力量は、作曲家でいえばせいぜいサラサーテやクライスラーのレベル。
印象派という軽やかで親しみやすい一過性のブームの痕跡が
日本ではやけに偏重されているけれどね。

さて、モーツァルトのほとんど重力に縛られないような天才と対比しうるのは、
ボッティチェルリやルーベンスの最上の作品くらいじゃないかと思います。