(当時の用法としての)広義のヴァージナルは、鍵盤楽器全般を指します。
ドイツにおけるクラヴィーアという語と同義です。

「〜ヴァージナル・ブック」というのは「〜鍵盤楽器作品集」の意味です。
>>733
ですからそれらを全曲を(狭義の)ヴァージナルで弾くと云うのはややナンセンスのような気がします。

>>737
個々のタイプの楽器の呼称は複雑で混乱する部分が多いのですが、たとえば……、
(狭義の)ヴァージナルは、鍵盤に対して弦が平行に張られて居ます。スピネットは斜めです。
フリューゲル(翼)型の所謂、チェンバロは垂直方向です。
演奏者から見て手前が低音弦なのがヴァージナルで、奥がそれなのがスピネット。
でも鍵盤が左側にあるヴァージナルはスピネットと呼ばれ、右側なのはミュゼラー(>>738)。
等々々、ワケワカメですよね。詳しくは渡邊順生『チェンバロ・フォルテピアノ』 (東京書籍)を参照ください。

>>736
構造的に響きの方向は鍵盤の後ろなので、演奏者は背を向くことになりますね。
逆に、チェンバロの演奏で最も好い音で聞くことが出来るのは、演奏者ではないとも云えるかも知れません。