以下がおいらの理解です。

今回の法案の直接の対象は「国内盤のある輸入盤」だけ。
だけど、「国内盤のない輸入盤」にも悪影響が予想されてる。

というのも、「国内盤のある輸入盤」みたいな売れ筋のものは当然輸入量も多いから
それらが取り扱えなくなると、輸入業者のビジネスはかなりマズーなことになる。
で、コストなどの大幅増によって「国内盤のある輸入盤」の高額化はさけられないし、
ヘタをすれば、そんな面倒な商売しないって言い出す業者とか
つぶれちゃう業者も出てきちゃって、けっきょく「国内盤のある輸入盤」にも悪影響、と。

それから、何が「同一のレコードなのか」とか「不当に利益を侵害する」っていうのがどの程度なのか、
そういう具体的なことがほとんどわからない法案だから、例え国内盤が出ているものでも、
ちょっとの違いとか値段の付け方によっては「訴えられるかも」っていう懸念を輸入/販売業者が持ってしまう。
そうすると、自主的に国内盤と同じような値段まで輸入盤が高額化されたり、
リスクを回避するために輸入を見合わせる業者もいるかもしれない。

また、法案の運用上にも問題がある。
香港では既に同様の法律が存在しているけど、
実際に税関で行われていることはと言えば根こそぎガバーっ。
なぜかというと、一枚一枚国内盤が出てるかどうかチェックするなどというのは物理的時間的制約から
かなりムリのある実務なのであって、面倒だから一辺にボッシュートという。
また、個人輸入やおみやげに関しても、それが本当に販売目的であるかどうかなどとは
税関が判断できるわけなく、けっきょく念のため没収ということに。他の品目では既に行われているとか。