暗譜をする事の意義というのは、その曲をしっかりと自分のものにするという意味がある。

本を朗読する際に、十分に読む練習をするだけのみならず、
文章を丸々暗記した上で文面を見ながら読んだ方がずっと表現豊かに朗読する事が出来る。

楽譜に書かれている情報の全てを目で追いながら瞬時に表現する事には限界がある。
全ての情報を良く消化して記憶にとどめた方が豊かに表現が出来るはず。

逆に、完全に暗譜しても楽譜を見ずに弾くのと楽譜を見ながら弾くのには差が出る。
無意識で全てを表現出来るくらいに暗譜が出来ているのなら楽譜を見る必要は無いであろうが、
そうではない場合、記憶の引き出しを完全に解放して演奏するというのはこれまた難しいので
目でポイントを確認しながら演奏した方が引き出しに詰め込んだものを取り出しやすいのは言うまでもない。