>>78
ドイツではあまりパデレフスキは高く評価されなかったのだと思う。
パデレフスキはベートーヴェンではなく、ショパンが得意なピアニストだったし。
この頃のダルベールは作曲に専念する前くらいで、ピアニストとしては全盛期だったと思われる時代。
多くの人にリストの後継者として考えられ、ドイツでは圧倒的な人気を誇った。
滝の評価は、このころから日本の音楽の志向はドイツだったという意味で興味深い。
滝の音楽がドイツ的かといわれると全く違うと思うけど。

>>79
パデレフスキが単なるアイドルであったのかは評価が分かれるところ。
ただ、モイセイヴィッチの師でもあるレシェティツキもパデレフスキによって名教師として超有名になったわけだし。
それに当時の聴衆をあれだけ夢中にさせ、あのコルトーも賞賛している事を考えるとただのアイドル状態ではないとは思う。
ただ音楽以外の、容姿や語学の才能や作法も多くの人を魅了したのも事実。
そのことをローゼンタールやザウアーは皮肉ったのだと思う。
20歳過ぎて本格的なピアノの勉強をしたり、ポーランドの首相になったりというのも関係しているのかも…。
また、プロのピアニストがパデレフスキの名前を挙げないのも評価を難しくする要因。
リストの弟子たちやブゾーニ、ゴドフスキ、ホフマン、ラフマニノフ、モイセイヴィッチ、コルトーなどを
実際に演奏を聞いたピアニストや専門家は賞賛する対象として挙げてきたのに対し、パデレフスキの名は挙がらないから…。