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パデレフスキ、モイセイヴィッチの師、レシェティツキがショパン演奏について口癖のように言っていたのは

『君はショパンについて書かれた本を読んだ事があるかね?
 ショパンの音楽は、決して熱弁を奮ったりしないよ。歌って弾くんだ!抒情的にね。』

だそうですよ。演奏そのものに対しても

『テクニックは必要だ、だがそれは持とうと思えば誰だって持てるものだ。
 それがすべてだと考えてはいけない。そんなものは綺麗さっぱり忘れてしまうことだよ。
 それを芸術的な表現にどう生かすか、そこに全精神力を集中させることが必要なんだ。』

と常にそう指導していたらしい。