【政治と】_ショスタコーヴィチ_【芸術の間】
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0767名無しの笛の踊り
04/09/24 00:30:24ID:o+e3Z20fタコ5終楽章のテンポが当初四分音符=88だったということをはっきり指摘したの
はムラヴィンスキー(2年くらい前のレコ芸に掲載)。だから彼が基本的にその速度
に拠っているのは当然だ。
一方でバーンスタインらの四分音符=188の超特急演奏についてもショスタコー
ヴィチは異議を唱えず黙認した。これにはミスプリについて自ら責任を負うという
考えもあったかも知れないが、超特急演奏のほうが聴衆の受けが良いということへ
の妥協もあっただろう。そもそも終楽章の“行進曲”は「スターリン体制によって
強制的に行進させられるロシア国民の重い足取り」なのだから速くするのは曲の
趣旨に合わない。そして行進曲の後に国民の“真実の主題”(折れの命名)が現れ、
対比させる構成になっている。断っておくがこれはヴォルコフインタビューの出版
される前からの折れの見解だ。こういうソ連体制にとってはなはだ危険な思想の表
現を、超特急演奏は結果的にカムフラージュし、「帝政時代の抑圧からの解放」と
いう例の公式解釈を補強してくれたため、作曲者はそのまま放っておいた、という
解釈もできるのかも知れない。
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