私が昔、「ベートーヴェン」という表記に疑問を持っていて、これは
「ベートホーフェン」と読むべきで、少なくとも「ベートーフェン」じゃないか
と考えていたころ、ラジオでアメリカ人が「ビーソーヴィン」と発音している
のを聞いて、彼らに対する劣等感を跳ね返すかのように、彼らの変な発音を
軽蔑する心が沸き起こってしまったんだ。実際は各国の音韻体系に合った発音が
あるのは普通のことなのに。それ以来、欧米語のカナ表記にはこだわりを持つ
ようになったんだ。「エリザベート」なんて言ってると突っ込まずにはおれないんだ。