>>453

>>ドイツ語圏では、例えばウィーン・フィルが、メーンではバックハウス以外の奏者を招きたがら
>>なかったという話は、ボスコフスキーなどが証言している。

有名な話だけどこれには裏がある。

そもそもこの当時、ヨーロッパで活躍しているピアニストはあまりいない。
ケンプは下手だというのは分かっているし、下手な人とやらない、もしくは
やりたがらないのは、ウィーンフィルでは一般的なことだ(例えば、大昔の話
でブルックナーが自作を指揮したときも、指揮が下手だったの
でひどい扱いようだった)。

それに女性のソリストとめったに演奏しない。事実アルゲリッチ
やハスキルと演奏していないし(全体的にどのくらいしているのだろう?
一番有名なのは、ヴァイオリンニストのムターくらいだけど−
カラヤンがゴリ押したのかもしれないが、演奏は80年代以降だ)。

カーゾンはクナとのコンビで録音しているけど、そもそも
この人は録音好きではないし、イギリス以外はあまり動かない人
だと思っていたが(自分の勘違いかもしれないが)?

それにこのオケは伝統的に保守的な作品や演奏を好む傾向にある
(ソリストがこの傾向を踏んでくれるとより好まれる傾向にある)。

だから一般的に言われるような相性云々ではなくて、自分たちの好みに合う、
一般的に評価の高い人となると、必然的にバックハウスしか迎えられなかった
のだと思う。

つまりバックハウスの評価は決して低いわけではないけど、
圧倒的な評価というには語弊があると思う(あくまで相対的な問題なので)。