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0186名無しの笛の踊り
04/06/18 23:33ID:qYog34sBまず短調の根音省略の属9が、響き的には減7の和音である事に
注目して欲しい。そして異名同音を不問とするなら、4種の短調の
根音省略の属9、即ちハ短調(ロ、ニ、ヘ、変イ)、
嬰ヘ短調(嬰ホ、嬰ト、ロ、ニ)、イ短調(嬰ト、ロ、ニ、ヘ、)、
変ホ短調(ニ、ヘ、変イ、変ハ)の響きが全く同一になる。だから
短調の根音省略属9和音というのは、次に何の調に進むか
不明瞭な、不安定な性格を持った和音だと言える。実際、この性質を
利用して転調する曲は多い。ドミナントの部分を準固有和音と考えるなら、
長調に転調する事も勿論可能だ。
芸大和声では、飽くまでこの和音をXの根音省略の属9と複雑に扱っている
が、単純にZの減7和音と考えても問題ない。むしろそういう理論書の
方が一般的とさえ言える。何故そんな分かりにくい表記をしたかは、確か
3巻の脚注に「実習の便宜上云々」といった芸大和声お決まりの言い訳が
書いてあったと思う。
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