閑話休題。ここで、オーボエから指揮者に転向した人を何人かご紹介。

ルドルフ・ケンペ(1910-76) ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者。

たまたま指揮者がいないときに振ってみたら好評だったので、そのまま本職に
ついたとか。電気録音も残っているらしい。実直でひたむきな、いい音楽を作る人でしたね。

チャールズ・マッケラス(1925-) シドニー交響楽団の首席奏者。

若き日にチェコに留学してオペラの勉強を積む。1975年にウィーンフィルを振った、
ヤナーチェクのオペラで開花。プラハ室内管とのモーツァルト交響曲全集や
ベーレンライター版を使ったベートーヴェンの交響曲全集など、意欲的に取り組んで
いますね。昨年は、なんと78歳でベルリン・フィルにデビューしました。もちろん
現役最高齢。曲は十八番のヤナーチェク「シンフォニエッタ」。ブーレーズと同じ年です。

エド=デ=ワールト(1941-) アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の副首席。

ブザンソン国際指揮者コンクールに入賞し、サンフランシスコ交響楽団の首席指揮者に
なるという、なんだか誰かさんそっくりの経歴の持ち主ですが、近年はオランダに
戻り、オランダ放送フィルやネザーラントオペラを指揮。近年はナクソスの社長の
クラウス・ハイマン氏が苦労してプロ化した香港フィルに呼ばれるとか否とか。
本人いわく「シドニー・香港・日本でいろいろとやってみたい」とか。昨年札幌PMFに来日。