最終曲、ショパンの葬送で第3楽章「葬送行進曲」に向け、
粛々と曲は進んでいました。その時です。
かさかさ。かさかさ。
誰かが袋をいじっています。漏れの数列前の人です。
さすがし●かわホール、ピアニッシモもかさかさ音も綺麗に響きます。
第2楽章が終わって、奏者が水を飲む間も、かさかさ。
第3楽章が始まって、例の葬式音楽が流れ出しても、かさかさ。
近くの人もみんな気にして、その人のほうをちらちら見ています。
漏れも気になってイライラっとし始めたその時!
後席からつかつかと1人の男性がやってきて、
かさかささんの耳もとで
「シッ!」と。
コンサートホール中に響き渡る大きさで
「シッ!」と。
きっと演奏していたブルーノ氏にも聞こえたでしょう。
会場中、水を打ったような静けさになりますた。
あまりのインパクトに、その後は音楽に全然集中できませんでした。
かさかささんも迷惑だけど、
「シッ!」男はもっと迷惑だと思いました。