演奏中にこそっとパンフを広げようとしたら、斜め後ろの席にいたオッサンが、
「白はだめ、白はだめ。とじて。」と私の肩をたたきながら言ってきた。
その後ちょっとしてから、今度はとじたパンフに私がそっと手をのせたら、又しても、
「白はだめ、白はだめ、やめて。」と言ってきた。
私は思わずクルッと振り向いてオッサンの顔を見た。オッサンもジーッと私を見ていた。