実演ではエロイカが最高だった。充実して緊密な響き、にじみ出る情感、堅固
な構成。94年頃の大フィル、シンフォニーホール。次いでベト7、ブル8。ま
あまあがブラ4。疑問が残るのは悲愴、ブル9。
悲惨だったのはブル7と大地。前者は本人もタクトをおろしたときうなだれて
いた。カーテンコールなし。客は狂わんばかりのブラボー合戦だったけど。
後者はテノールがいまいちだったし、アルトにいたってはぼーっとして自分の
歌う番がきたのに気づかなかった。全部が指揮者の責任ではないにしても締ま
らないコンサートだった。