>>51
同士ですね。1983年。合唱練習の最初の言葉が「私の名前はヘルベルト・ケーゲル、
カラヤンではありません」と笑わせてくれた。
合唱指揮者の経験がおありのようで、ご自分もテノールのかなりの美声。トレーニング
は厳しく、何回も繰り返し突付かれたが、解釈はおどろおどろしいものでなく、む
しろ峻厳だけどロマンティックな演奏。市販のライプチヒとのCDと大きくは変わらない。
4楽章の女声合唱伴奏(ソプラノソロの裏)の練習で、「あなた方は赤ちゃんが生まれた
時に、その様に歌うのですか?」と赤ちゃんを抱くような仕草を見せ、慈しむような
音楽を要求していた。
演奏会が終わった時、指揮者は通常ソリストとコンマスに握手を求めるが、ケーゲル
は何といきなり管楽器群をかきわけ、合唱団の前に行って握手し、観客に答礼した
のを思い出す。
その時のNHKで放映されたビデオは、すでにヨレヨレだが、オレの宝物のひとつ。