あえて比べるのならオルガン曲と比較すればどうかな。大バッハのオルガン曲は
大バッハ自身が演奏するための曲が多く、クラビアとは比較にならない難技巧を
要するよ。

例えばBWV682「天にましますわれらの父よ」やBWV686「深き淵より我汝に呼ばわる」等は
日ごろ余り目立たないけれど、前者は5声の曲で2声のカノンとトリオソナタを同時に演奏
するようなものだし、後者はほとんど一貫して6声でしかも2重ペダルを要する離れ業が
要求されるね。

共にリストの曲のように小手先の技術ではどうにもならず、>>30氏の言うように
とてつもなく深遠で少しでも気を抜くとたちまち演奏が破綻する。そういう緊張感が
漂う曲だね。(尤もこの難曲ですら大バッハは練習曲扱いしているんだけどね。)