続けて書き込みゴメン。
どうも昔のSPやLPのカッティングについて誤解がある様ですね。
カッターヘッドは、金属をがりがり削り取るようなものではありません。
微細な信号を振動に換えて、ラッカーとかワックスの柔らかなディスク表面を
削って行くのです。金属のような硬い表面にはデリケートなカッティングは出来ません。
しかし、そんな柔らかな原盤ではプレスして複製生産が出来ないので、
表面に金属コーティングをしてプレス盤を作るんです。

以前聞いた話ですが、このラッカー盤を試聴した事がある人によると、
とても素晴らしい音がしたそうです。
ただ、柔らかいので、何度も針を降ろして聞けないと。

磁気テープが出来る前、アメリカのラジオは、この長時間ラッカー盤を使って
番組を録音してネットワーク放送に遣っていました。時間差放送が出来るからです。
で、アメリカ公文書館には、当時の放送用ラッカー盤が残っていて、
トスカニーニの放送用演奏とかが、RCAのものとは別の録音で大量に眠っているそうです。