1/21サントリー(フォーレ:レクイエム)
入りはびっしり埋まるかと思いきや、やや空き有り。
この手の企画選曲は私的好み。昨年チェコ国立ブルノ歌劇場がピット外で行った、
チェコ・プログラム(グラゴール・ミサ、テ・デウム他)が記憶に新しいが、今回の
フランス物宗教曲3曲は、レクイエム以外は初めて聴けただけに貴重な定期となった。
CDではフルオケ版のクリュイタンス&パリ音楽院(EMI)が愛聴盤。生では昨年が
読売(フルネ→ベンツイ)、一昨年が東京響(大友)を聴いている。
今回の選曲はデュトワなら。。と言わせるもの。一昔前のドイツ志向が強い時代では
実現しにくいプロで、オケの音色もやや重みを伴うものの、デュトワ時代の音作りの
良い面は十分でていた。編成は弦が普段より各部2名減。テノール(青戸知)は指揮者横で、
ソプラノ(天羽明恵)はオルガン左に配置。合唱は約80名で2列に弓なりに幅広く配置した
ものだが、パートの明瞭感が良かった。

受け止め方は千差万別でしょうが、二期会の合唱は、プーランク、メシアン、フォーレとも
良い出来。休止後や出だしのパート間音量の点でややブレも感じたものの、総体的な
表現や技量は概ね素晴らしかった。個人的には”しとしととオルガンの奏でに”合唱や独唱が
重なるのが目茶好きな曲だけに、3曲、5曲の天上的合唱の綺麗さと、その間の4曲の歌唱では、
ついつい”しんみり”してしまった。バリトン(2、6曲)も厳か感は良かった、この独唱ご両人は
一昨年のサバリッシュ(ミサ曲5番)でも共演していて、安心して聴けた。コンマスも堀氏だった。
満足できるレクイエムでした。また4、5年後にBで取り上げて欲しい。

2003ベスト投票。当方B会員なので@サンティAメルクル。ソロは結構満足できた年で、
迷ったものの、ゲルバー、ゲリンガス、ブヒビンダーに絞り1名投票した。