今度は「戦争終結に寄せる賛歌」Op.105の聴き比べしますた。(これも世界初?)
作曲者が重低音を主体とした激しい音響効果を狙ったため、基本的弦楽器は排除し、
コントラバスのみ倍加、木管・金管の拡大、打楽器群およびハープ8台、ピアノ4台
追加した特殊(異常?)編成の曲。演奏が困難な上、異常な大音響が不評で最近まで
全く演奏されていなかった。だが、珍曲の割にCDは3種もリリースされている。

(1)ロジェヴェン/文化省SO メロディヤ SUCD10-00205
 この曲の最初にリリースされた録音(1984)。聴いた印象は、さほど異常編成でも
ないじゃないの、と拍子抜けしたが、どうも後の2種と比べると作曲者の指示より
楽器数は少ない?らしい。そのため、音楽としては聴きやすく旋律線も聴き取り易い。
革命二十周年カンタータOp.74からの使い回しの主題(だが「二十周年」はろくに
演奏もされなかったから使い回しというのも酷だが)はきびきびとしていかにも
戦後復興に邁進する機関車や工場の記録映画の画面が目に見えるようである。