指揮の教科書だからあんまり面白くはない。

指揮には3つの段階がある。
ひとつは個人の勉強、研究
そこでは指揮者は音楽家であり、研究者であり、歴史学者
であり、リスナーでなければならない。そして自分の頭のなかで
音楽を鳴らすことをしなければならない。そしてモーツアルト
のアレグロとチャイコフスキーのアレグロは全く別だという
ようなことを理解しなければならない。
そしてそのような知識と能力によって曲全体を客観的に聞く。
Rストラウスがいったように自分の楽しみではなく
観客の喜びのために音楽をつくれ。

ふたつ目はリハーサル。指揮者はオーケストラのガイドになる。
最終的に実演で指揮者の支配のもとではなく一緒に演奏するために。
リハーサルではテンポやダイナミクスの問題をはっきりと説明する。
古い作曲家は譜面の各パートにいつも垂直に同じダイナミクス
を当てる。マーラーやワーグナーといった作曲家だけがこの
不用意なダイナミクスの指示の落とし穴を理解していた。
そしてリハーサルでは現に鳴っているサウンドと自分の頭で
なっている音楽のコンセプトを較べなくていけない。

最後はパフォーマンス。
指揮者はその過程をしっかり観察下におく。そしてさまざまな
調整を行わなくてはならない。
ホールの違い、演奏者の時々の不注意、興奮があたえるテンポへの
影響など。音楽は流れていくのでそのような不可解な連続のなかで
音楽を正し、調整することになる。

大意はこんなかんじ。よみにくくてすまん。