許光俊はクラシックの評論では辛口で知られた人である.
彼はチェリビダッケとギュンター・ヴァントへの愛情を隠さない人
(インテリに評判の悪いスカトロも勇気を持って評価していた)に
思え,管弦楽が好きな人だと思っていた.

(中略)

最近,大阪の大学に勤める後輩から許が慶応の教員になったと
聞いた.都立大出身で,横浜国立大学の教員と思っていたので,
さすが慶応は「純血主義」にこだわらない見識を持っている,わが
ワセダも見習わねば,と思ったのだが,この本の著者経歴の欄を
見ると,許は慶応出身と書いてあるではないか.な〜んだと思った
が,よく考えると,実はワセダ出身だからワセダの教員になれた
私にはそれを批判する資格はなかった.許先生,ごめんなさい.

早稲田大学助教授・宮城徳也
http://www.littera.waseda.ac.jp/faculty/tokuyam/02book5.htm