ブラームスの交響曲第1番を初演した指揮者として知られるデッソフ(Felix Otto Dessoff,
1835-1892)の弦楽四重奏曲ヘ長調作品7と弦楽五重奏曲ト長調作品10の入ったCD(Antes)を入手して
聴いてみました。ブラームスはこの人を買っていたようですが、弦楽四重奏のほうは曲の出来栄え
は残念ながらもう1つで、聴きやすいものの新鮮さを欠いた印象です。チェロを2つ使ったシューベルト
と同じタイプの弦楽五重奏はそれに比べるとぐっと深みを加え、ブラームスの音楽に近くなってきて
います。20年近く前の古いCDですが、それ以後この作曲家のまとまった作品集はほとんどないので
貴重です。