メンデルスゾーンは確かに3Rなどマイナーロマン派に最大にして最長の影響を
与えている存在でしょう。最後まで影響を受けた典型のラフを知らない人は、
ラフからの影響もメンデルスゾーンの亜流に聞こえるのです。
シューマンの影響も無視できませんが、彼は強い癖があり、
表面的模倣を超えて摂取すると、食あたりを起こすような毒もあるように思います。
だからシューマンの成分はメンデルスゾーンで薄めて消化する必要がありました。
シューマンを強いアルコールとすると、メンデルスゾーンは後の世代が広く安心して吸収できた
ミネラル分も十分に含有する名水のようなものです。
明快な透明感と流麗さと同時に味わい深さもあります。
私は晩年のクインテットを恥ずかしながら未聴なので近く聴く予定です。
ちなみにブラームスの音楽は、彼自身がストロングなブラックコーヒーを愛好していたように、
強い渋みのあるコーヒーのようなものと感じます。
彼もメンデルスゾーンよりは短いですが、マイナーロマン派に多大な影響を与えてます。
ライネッケやラインベルガーなどでも、もろにブラームス風味の部分はありましたが、
ベースはメンデルスゾーンとシューマンのブレンドです。