小川軒 ヨハン・セバスチャン店 伝説のメニューから
*カンタータ
 週替わりの「定食」。ライプツィヒ店の看板メニュー。
 全部で200種類以上のレシピが残っている。バリエーションも豊富で飽きない。
*無伴奏
 麺だけ、あるいはスープだけを食べて、ラーメン全体を味わったという錯覚と満足感を与える
 という、究極の料理。作るのも、味わうのも至難の業。これを注文すると店内中に独特の緊張感が漲る。
*捧げ物・技法
 調理法は書かれているが、材料がほとんど明記されていない、謎のレシピ。
 捧げ物のレシピは暗号化されている箇所があり、技法は調理途中でレシピが終わってしまう。
 多くのラーメン職人が、この謎に挑んでいる。
*ロ短調ミサ
 最晩年に完成したレシピ。ヨハン・セバスチャン店のラーメンの集大成で、
 究極のラーメンとの評価を得ている。週替わり定食など、過去のラーメンの調理法の中から
 最も自信のあるものを統合したもので、駆け出しのころから仕込んだ30年物のガラや、
 10年以上漬けておいた煮タマゴなども使。ラーメン人生を凝縮させた1杯だ。
 残念ながら本人は、これを食べることなく死んだ。アーメン。ソリ デオ グローリア。