大体、ムラヴィンスキーについて書かれた日本語の単行本が初めてで
ある事が驚きだ。(「評伝・ムラヴィンスキー」は訳書)
河島みどりさんすら、「評伝・ムラヴィンスキー」の末尾の随筆を
書いただけで、本は書いてない。来日当時、ムラヴィンスキーに
接した関係者はもっと記録を残すべきだし、評論家や音楽ジャーナリ
ズムは、関係者が健在な内に、雑誌や本でムラヴィンスキーに関する
逸話や証言を収集しておくべきだ。ところが、14は、この本の著者が
本を書いた事自体が悪であるかの様な事を言う。では、当時の関係者の
記憶や写真が、時の流れの中で、散逸してしまっていいのだろうか?