まぁねぇ、自分の好き嫌いや才能のなさを
自分じゃどうにも出来ない人種問題にすり替えてしまえば、人生、楽だわね。

キーシンについて言えば、
NYデビューとなったNYフィルとの演奏会が行われたのは確かにJewish New Yearの日だったけど、
別に客席がユダヤ系で占められていたわけじゃないし。
NYに移住したときにも、イギリスの労働ビザを取るときにも、
確かに現地のユダヤ系コミュニティの支援があったとはいうけれど、
別にだからといって彼らが演奏家としての将来を保証してくれたわけじゃないし。
旧ソ連時代にも、ソビエトの秘密兵器だったかもしれないけど、
決して「ユダヤの星」だったわけじゃないし。
大体、彼が頭角を現した子供の頃、
ソビエトでは反ユダヤの思想も根強かったわけだし。
どーでもいいんだよ。彼が人種的に何系かなんて。

私は彼の演奏を聴いていると、理屈じゃなくていい気持ちになる、ただそれだけ。
ホント、理屈じゃないんだ。ただひたすらこの音にずっと浸っていたいと思う。
世界中にそう思う人が多い。
だから演奏会も完売になるし、CDも売れる。
結局それ以上でも以下でもないよ。