「禿山の一夜」の成立過程はややこしくて、ちょっと書く気がしないが、
原典版と呼ばれるオケのみの版、合唱入りの版、そしてリムスキー=コルサコフ
がまとめた現行の版がある。
ムソルグスキーのオリジナル(上の最初の2版)の方が魅力的だという
意見がある。それもわからないではないが、ムソルグスキーの版は結局
草稿のままでしかないから、曲の構成やオーケストレーションなど、
随所に破綻があり、まともに聴けるような演奏にまとめ上げるのは
容易なことではないと思える。
だから、リムスキー=コルサコフの手腕も十分評価に値する。

ムソルグスキーにこだわるアバドが、3つ全てを録音している。