今日、部屋でピアノの練習をしていたら、突然、ベートーベンがやってきた。
ドイツ語でなにやら喚き散らした挙句、俺のピアノの蓋をばたんばたんと
開け閉めして、また、喚き散らした。
呆気に取られて、呆然と彼の挙動を見ていたら、そのうち肩で息し始めた。
どうやら疲れたようだ。彼の肩をぽんぽんと二三度叩いて、その後、
馴染みの居酒屋に連れて行って朝まで飲んだ。
やっぱり、ドイツ語は分からなかった。

それだけ。