>>580
SopranoのMeredith Hall のヴィヴラートが多少過剰なのは気になりましたが、
総じて好演奏だと思います。特に器楽はいいですね。
1754年版、つまり改訂版ですから、1737年版のChristie / Les Arts Florissants
の演奏のCDを持っていたとしても、いや持っていればなおさら「買い」だと思います。
Rameauは改訂魔なんですが、実際にふたつの版を聴き比べられるのは面白いですよ。
当然基本は1737年に作曲したものなんですが、改訂で挿入されたものが
一聴してわかりますから。それに伴って同じナンバーの解釈も異なっています。

たとえば第3幕第4場などですと、リュリ風均整美のChristieにたいして、
かなり情緒に重きを置いている感じです。
それにしても、この極上の場面での前述Meredith Hallは特にヴィヴラート過剰でして、
この演奏で傷があるとするとこのSopranoだけです…。

そうした傷を考慮に入れた上でも、安いですし、歌詞の不備は>>563さんの紹介の
サイトで補えるし、そのほかの点での演奏は、晩年ラモーの色彩感をよく出していますし、
個人的にも「買ってよかった」と思ってます。