クラシック文化を破壊したヤマハ楽器
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0643名無しの笛の踊り
04/05/08 19:39ID:eO13P33x絵画のような空間芸術が享受者の空間を支配することはあり得ないが、
時間芸術である音楽は、リスナーを時間的に縛りつける。
それでもポピュラー音楽の場合はそれほど生活時間と異質な時間を
作り出すわけではないが、クラシックは、端的に言って、
メシを食いながら聞くことを許さない音楽である。その時間の支配性、
呪縛性は強烈で、一般にポピュラーよりも拘束時間は長く、
強固な構築性と大げさなダイナミクス、意表をつく展開などで
リスナーを隷属させようとする。これは、多くのポピュラー音楽が、
一定のリズムで時間に均質性を持たせ、
リスナーとヴァイブレーションを合致させようとするのと
対照的である。
ジンバブエのショナ人の親指ピアノのレコードの解説文に、
ロバート・ガーフィアスはこのように書いた。
《東アフリカの音楽の多くは、繰り返しが多くて単調だと言われる。
だが偏見なしに言うなら、繰り返しこそアフリカの音楽家が
目ざすところのものなのだ。東アフリカ人たちの意見では、
白人たちがしばしば病気になるのは食物を変えるからである。
もし毎日同じ物を食べていれば、少なくとも何を食べて死んだか
ハッキリわかる、というのがアフリカ人の考え方だ。
基本的に言って、反復と単調さは、アフリカでは構造的な弱さではなく
、審美的な長所と見なされる。ショナのミュージシャンは、反復を、
彼と徴収の間に未来可知性の連鎖を確立するための手段として用いる。
ヴァリエイションはコントラストのために導入されるのでなく、
せいぜい曲全体の雰囲気やスタイルにアクセントをつけるための、
ちょっとした逸脱として行われる。変化は聴き手にほとんど
気づかれないくらい自然ににじみ出て来る。そしてひとつの変化が
すっかり曲になじんでしまうまで次の変化は出てこない》
これは、われわれとは大きく隔たるアフリカ人の時間間隔が生み出し
た彼らの音楽の特性であるが、基本的にこれと共通する思考を、
多くのポピュラー音楽の根底に見出すことが出来る。
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