シュナーベルが主要音だけを選別して、曲の構造やメロディーを捉えること
に終始とらわれ、弟子たちは疑問を感じていたらしいが、牽強付会に意味づ
けをし、それに従ってメロディーなども構成されていると信じるために、
「(シュナーベルがほどこした解釈によって)まりがいなく音楽の流れが妨
げられているということができるだろう」
 (コンラッド・ウォルフ『シュナーベル ピアノ奏法と解釈』)
と言われる。
 またシュナーベルは演奏家独自のテンポを自由に設定することを奨励し、口
癖だったことが紹介されている。彼自身の演奏で『ハンマークラフィール』(ベ
ートベンがピアノソナタで唯一速度指示をしており、シュナーベルはこのことを
理由に、この曲は楽譜通りであることを要求したにもかかわらず)を指示と違って
弾いたので、某有名指揮者が楽譜の指示と違う点、シュナーベルを非難した。
シュナーベルはかたくな例として話したという。

まあ破壊者と言われたくらいだから。

言いたいのはどちらがよいということではなく、アンチ後家に偏りすぎているな
という印象が強い、ということ。