>>603
1971年のRCAの正規録音で十分素晴らしいと思います。
ちなみに私がこの録音に興味を持ったのは、以前 Gramophone の web site で
シュナーベルのベートーヴェンのピアノ・ソナタのCDの批評を見ていた時に、
比較対象となる賞賛すべき演奏としてケンプ、ブレンデル、ギレリス、グード、
リヒテルと並んでクロード・フランクの名前が挙げられていたからです。
弟子だからといって師匠の芸風を受け継がない(リヒテルの演奏からネイガウス
のそれを想像することはできない)のが当たり前ですが、フランクの演奏は師の
教えに対する忠誠心がどうも大有りです。だから巨大なスターになれなかったの
かもしれませんが、このベートーヴェン録音は非常にスリリングな演奏で(だから
これらの曲をゆったりのんびり味わいたい人にはあまりお奨めできません)、
ステレオ期以降の録音でこれより刺激的なセットはそうたくさんは無いと思います。